競馬に統計学を用いることで資産形成は可能か?

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競馬といえばギャンブル的なイメージを持つ人が多いと思いますが、継続的に収益をあげている人がいるのも事実です。そうした人たちに共通することの1つに、統計学を用いて競馬を行っているということです。

いわゆる投資的な考えをベースにして、競馬予想に必要な様々なファクターを加味しながら、統計学的な視点で金額をかけていきます。そこで気になるのは、このように統計学を競馬に用いることで、競馬は投資として資産形成の手段になるのかということです。

実際に競馬で利益をあげたい方、競馬で利益を出すメカニズムを知りたい方は、ぜひ最後までお読みいただき、参考にして見てください。

競馬における統計学とは

競馬は一般的にはギャンブルです。

しかし、出場する馬の成績は過去データから参照可能で、各レース場の特性も知られていることから、データの収集さえできれば競馬の結果を統計学的に確立の高い結果を計算することは可能です。

それではあれば統計学を勉強すれば競馬に勝ち続けることが可能なのでしょうか。

個人的には、統計学を用いても勝ち続けることは難しいと考えています。

統計学はあくまで”過去データ”

注意しなければならないのは統計学はあくまで過去データという点です。

過去はあくまで過去ですから、未来を予測するために完璧なデータとはいえません。

統計学は確率的に高い事象を予測するのみ

統計学では、過去データから計算し、とある事象の〇〇%の信頼区間を求める、といった計算をします。

例えば95%信頼区間となれば、その事象を100回繰り返した際に、95回はこの数値範囲に落ち着く、といった計算です。つまり100%何かの事象をバシッと予測するわけではなく、傾向としてこの確率が高いよ、というのを教えてくれるだけなのです。

統計学を用いる上で最大の問題”オッズ”

そして、統計学を用いた予測における最大の問題は、オッズです。

オッズとはその馬券が当たった際に、購入金額の何倍になって帰ってくるか、回収率を指します。

オッズは、馬券の人気度によって決まり、人気の高い馬券はオッズが低く、人気の低い馬券はオッズが高くなっています。

万馬券という言葉はオッズが非常に高い馬券が出た時に使われる言葉です。こういう言葉がある通り、万馬券というのは発生しづらい=大方の馬券購入者は同じ予想を立て、レースもその通りに動く確率が高い、ということです。

つまり、頑張って統計学を勉強しても、世の中にある競馬予想だったり、ベテランの勘と大きく違う答えは得られないということです。同じような馬券を買ってもオッズは知れていますから、回収率が100%を超えない可能性も高いことが、統計学で競馬に挑戦んする際の最大の問題です。

統計学を投資に活用するために必要な「データ」

それでも統計学を極めて自分独自の勝ちパターンを見つけたい!という方は以下を参照ください。

データの集め方1:ソフトを活用する

競馬の場合であれば、過去のデータを抽出できる競馬ソフトなどが多数存在します。こうしたソフトを活用することで、様々なデータを瞬時に抽出し、利用することができます。また競馬を主催するJRAにもデータを参照できるサービスがあるので、統計学を用いたデータ分析を行う際には、こうしたソフト、サービスを活用するのがおすすめです。

データの集め方2:エクセルを使う

ビジネスなどで利用する表計算ソフトエクセルを使うことで、データの統計を算出することもできます。エクセルを使うことのメリットは、独自のロジックにてデータ分析、算出が可能になるということです。

個人的には競馬はお勧めしない

結論、統計学を使うことで勝率を上げることはできるかもしれませんが、だからと言って確実に勝てるとは言えません。理由は、競馬はやはりギャンブルだからです。どれだけ統計学を用いたとしても、そこに確実性は少しもありません。

まして、統計学で出した答えがベテランの勘と変わらない場合は、回収率も見込めません。かといってベテランの勘と違いすぎると、計算間違いの可能性もあります。このあたり難しいですね・・

競馬で勝ち続けることはFXやデイトレードで勝ち続けるのと同じで難しい

結論、やはり競馬は資産形成にはなり得ません。

コツコツした努力が実らないという点では、FXやデイトレードなどと同じです。

FX、デイトレードで大きく資産を増やした人の話というのは雑誌などでも取り上げられることはありますが、実際はそういう人はごく僅か。多くの人は同じように挑戦して資金を失っているのです。

それは競馬においても言えることですね。

たとえ統計学を用いて勝率を上げたとしても、勝ち続けることは難しい。

ギャンブルはあくまで娯楽、資産形成とは切り離して考えるべきでしょう。

それでは!